フィルム製剤とは、ベースとなる基材に可塑剤を加えた溶液に薬剤の有効成分を含有させ、
コーティング・乾燥・成型をした口腔内で崩壊する経口投与型の薄膜状製剤です。
高齢化社会におけるニーズ | ・固形剤や水を飲むことが難しい嚥下困難な人、寝たきりの人でも服用可能 |
---|---|
携帯に便利 | ・水なしでの服用、カードケースや財布に入れることが出来るため携帯に便利 ・車に乗っていても満員電車の中でも服用可能 |
速崩壊性 | ・舌の上で2~8秒で崩壊する |
製剤上に印字、デザインが可能 | ・フィルム上に製品名や薬剤、含量、効能、飲み方等を印字可能 |
・フィルム製剤は「水なし」での服用が可能なため、災害時など水が無い環境下でもお薬を服用出来ます。
・固形剤や水を飲むことが難しい嚥下困難な方、寝たきりの方でも服用が可能です。
2004年 | 医薬部外品製造業許認可 |
---|---|
2007年 | 医薬品製造業許認可 |
2010年 | 医療機器製造業許可 |
2013年 | 第二種医薬品製造販売業許可 |
2014年 | 第一種医薬品製造販売業許可 |
お客様がどのような課題をお持ちなのか、営業担当が窓口となり、必要に応じて開発・製造の担当者が同行してお客様のもとに訪問させていただく等により、お客様の製剤化の課題について共有させていただきます。
お客様との打ち合わせに基づき、社内担当部署内でも情報を共有し、検討・試作計画を立てます。
製剤化のみならず、その後の評価方法も併せて検討します。
策定した計画に基づき、処方検討を行い、試作を実施します。
試作実施の結果を受けて、
①製剤の評価:定量、溶出試験等のデータを元にした製剤品質に関わる評価など
②試作品の物としての評価:味・溶け具合などの評価(性状評価)
③成分分析等の理化学的評価
④物質的評価:割れ・フィルムの厚さ・剥離など
を行います。
評価結果を受けて、更なる改善が必要かどうか、検討します。
改善が必要な場合、再度検討・試作を行ったり、お客様と再協議して検討計画の見直しなどを行います。